おさかな生活

23年7月号

生ハーブ

店主の小野です。「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただき、ありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。

今年も1年の折り返しの時期となりました。年を重ねると1年をとても短く感じるようになると聞きましたが、まさに実感する日々です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私が、毎年この時期楽しみにしているのは、5月の連休明けに仕入れたバジルを始め、何種類かの生ハーブの成長です。今年も、バジル、イタリアンパセリ、ルッコラ、ローズマリーの苗に水をあげながら様子をみています。イタリアンパセリ、ローズマリーは着実に育っており、何も心配はいらないのですが、ルッコラとバジルには少々神経を使いました。

ルッコラは中々大きくならず、途中で枯れてしまうのでは・・・と思いましたが最近ようやく葉が大きくなってきたようです。バジルも、最初の数週間は、東北らしからぬ暑さのためか、夕方にはぐったりと水切れをおこしている日もありましたが、こちらも最近は安定し葉が広がってきたので少しホッとしているところです。

生ハーブの良さは、何と言っても手軽に新鮮な香りや風味を料理と一緒に楽しめることですね。ルッコラは、始めて食べた頃、ゴマのような風味があまり得意ではありませんでしたが、だんだん好ましく感じるようになり、最近は、野菜サラダにはもちろん、鯛やヒラメのカルパッチョになくてはならない存在です。ローズマリーは、鶏肉や豚肉をソティーする時に、一緒に加えて炒めることが多いですが、お肉がさらに香ばしくなりますね。

バジルの葉は、トマト、市販のモッツァレラチーズ、少しのお塩、オリーブオイルで作る「カプレーゼ」をよくいただきます。またトマトソースとの相性が抜群ですから、私共の「ホタテのトマト煮」もさらに美味しくなります。

私は、毎年たっぷりのバジルの葉とニンニク、塩、オリーブオイル、ナッツ類をミキサーにかけてバジルソースを作りますが、パスタの他、魚やお肉のソースにも最高です。
今月お届けの「赤魚のハーブ焼」もバジルソースで仕上げています。お楽しみいただければ幸いです。

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