23年6月号
価格改定のお願い
店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせいただければ幸いです。
5月8日より新型コロナの感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行し、最近は海外からの旅行客も増えるなど、徐々にコロナ感染拡大前に近づいているようですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、諸物価が高騰している中で大変心苦しいのですが、「海のごちそう頒布会」の価格改定のお願いをしなければなりません。7月のお届け分より、16食セット、8食セットともに約6%ほど値上げさせていただきます。詳しくは別紙をご覧下さい。
主な要因は、原料魚の高騰です。昨年の秋から冬にかけての「サンマ漁獲量」は、前年度をさらに下回り過去最低を記録致しました。また、頒布会の一番人気「サバ味噌煮」の原料である国産のサバ漁も記録的な不漁に終わり、我々もやむなくこれまで経験したことのない価格でマサバを仕入れざるを得ませんでした。
海外から調達している原料魚も、円安の影響もあり上昇傾向が続いています。加えて、昨年より50%ほど上昇した電気代、原油の上昇に伴ってカートンやフィルム、包装袋などの資材の大半が値上げとなっているのも頭のいたいところです。
我々なりに、価格上昇を抑えるべく社内各部署で業務改善に取り組んできましたが、限界もあり、やむなくこのようなお願いをする次第です。本当に申し訳ありません。
この「海のごちそう頒布会」は、季節に合わせた「新鮮なお魚料理」を手軽にお楽しみいただくことをコンセプトに2009年からスタートし、今年で14年目を迎えます。お陰様で多くのお客様に毎月継続してご利用いただいており本当にありがたく存じます。
三陸、北海道の近海は、以前と比べると確かに漁獲量は減少傾向で、価格も上昇気味ではありますが、新鮮な青魚の漁獲量は現在も日本一です。
これからも、三陸以外の魚介類も含め、旬の時期の新鮮な魚介類を厳選し、皆様からのご意見を参考、新たなメニュー開発、改良に尽力し、皆様に楽しんでいただけるよう頑張る所存です。今後とも宜しくお願い致します。