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- 三陸おのやについて
日本人は縄文時代から魚を食べていました。遺跡から魚の骨が発見されています。弥生時代には、米と魚という和食の原形が始まったと言われます。江戸時代には、天秤棒に桶をかついだ商人が鰹や小魚を売って歩く姿が見られました。魚は、いつも日本の食卓の中心にあって、好まれてきました。
-肉食が多くなったと言われる現代でも、日本人は多くのタンパク質を魚から摂っています。日本は年間一人当り約66キロ消費していて、米国の約3倍※も魚を食べています。
※農林水産省資料「魚食と健康について」
(FAO統計2002年資料より)
日本人がずっと食べてきた和食は、一汁三菜といわれるものでした。三菜のひとつめは、なんといっても魚です。たんぱく質を魚や豆でとり、さらに野菜や海藻でビタミンやミネラルを補い、お米でエネルギーをとる、というパターンです。動物性たんぱく質を魚でとり、エネルギーをお米からとれば、余分な脂肪などをからだが吸収せずにすむんですね。栄養の摂取配分がとても理にかなっていて、いま欧米でも伝統的な日本食のバランスのよさに注目しているのです。
- ●魚に含まれる主な栄養成分
- (農林水産省資料「魚食と健康について」より)
魚を食べることは、肥満をはじめ、血圧、中性脂肪を抑え、心疾患や糖尿病の予防につながっています。日本では生活習慣病予防のために少なくとも週二回、できれば一日に一食は魚を食べましょう、という研究報告※1が出されています。魚一食あたり約40~100gを食べるといいとされますが、これはサンマなら1尾、サバなら1切にあたります。魚に含まれるDHA※2は脳の働きを活発にし、記憶力や学習能力を高めます。またEPA※3は血液の流れを妨げる悪いコレステロールや脂肪を減らします。
※1 (独)国立健康・栄養研究所資料
※2 ドコサヘキサエン酸
※3 エイコサペンタエン酸