24年8月号
夏のごちそう魚料理
店主の小野です。「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただき、ありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。
今回の原稿を皆さんにご覧いただけるのは、お盆休み頃かと思います。今年も全国的にうだるような暑さが続いているのでしょうか?
さて、このお盆休みに普段会えないご家族やご友人と、楽しいひとときを楽しんでいる方々も多いかと思います。私も、毎年お盆には東京に住んでいる娘や孫、弟達がやってきて一緒に食事をするのを楽しみにしています。
最近は、三陸海岸の魚介類の水揚げが減少気味ではありますが、それでも新鮮な魚介類を楽しみにしているので、こちらも三陸ならではの「夏のごちそう魚料理」をあれこれ考えているところです。今日は、お酒にも合うそんな「三陸のお魚メニュー」の話にお付き合いください。
この時期の三陸のごちそう魚料理といえば、やはり「生ウニ」です。8月の中旬がシーズンの終盤となるので、水揚げが続けばと思っていますが、そのままお酒のつまみに、そしてご飯の上に盛り付けるだけで最高のごちそうです。さらに、ウニで個人的に大好きなのは、手作りの「塩ウニ」です。
作り方はとても簡単です。むき身の生ウニを「巻きす」に均等にならべ、軽く塩を振りかけ、冷蔵庫に数時間置なじませれば完成です。生ウニ以上に味が濃くなり、ご飯に盛り付け、海苔で巻いて食べると「天国の味」!!です。
もう一つ三陸の定番メニューは、「イカのお刺身」です。こちらの魚市場では、朝と午後1~2時頃の2回、魚のセリが行われるので、スーパーで生きた状態のイカを目にするのも珍しくありません。甘みがあって最高です。
ちょっと残念なのは、最近、サンマの水揚げ時期が遅くなり、この時期に入荷しなくなった事です。かつては、お盆明けに大型のサンマが満載のサンマ船が県内の各港に入港し、多くのご家庭で、新鮮なお刺身、そして熱々の塩焼きをほおばったものですが・・・・・。
でも、今年はカツオの入荷が多いようなので、庭で炭火をおこし、「塩たたき」を作ろうかと考えています。こちらも最高に美味しいです、是非お試しを。