24年1月号
この時期に美味しいお魚
店主の小野です。今月も「海のごちそう頒布会」をお買い上げいただきありがとうございます。商品やサービスに関してお気づきの点がありましたら、同封のハガキでお知らせ頂ければ幸いです。
さて、新しい年もスタートしましたがどのようにお過ごしでしょうか? 昨年までは、コロナの関係で遠くに住んでいるご家族と会えなかったけど、今年は久しぶりにお正月料理をご一緒に楽しまれたという方も多かったのではないでしょうか。昨年の後半からは海外からの観光客も復活してきましたが、国内でも観光客が増えているようです。私が住んでいる岩手県でも、「盛岡市」がアメリカの新聞で「2023年にいくべき52カ所」に選ばれたと報道されたこともあり、秋頃から国内外の観光客がこれまでにないくらいに増えてきたとのことです。
盛岡市が選定された理由として、「盛岡城跡公園を中心に、西洋 と東洋の建築美術が融合した大正 時代の建物や、モダンなホテル、古 い情緒ある旅館、清らかな川などを散策することで心が癒やされる」とありました。個人的には、ゆっくりできる温泉があちこちにあることも付け加えたいです(^-^;
また、もしこの時期に岩手にお出でになる機会がありましたら、是非沿岸のお魚もお楽しみください。この時期に美味しい岩手のお魚料理をいくつかご紹介いたします。
まずは、今が旬の「毛ガニ」です。私が岩手の「毛ガニ」をお勧めするのは、何といっても「鮮度抜群」だからです。沿岸の各魚市場は漁場から近く、漁獲されて数時間で魚市場へ。各料理店では活きた状態で茹であげることができるので、「毛ガニ」の美味しさを満喫できるのです。甲羅にたっぷりつまった「カニ味噌」と真っ白な「むき身」を和えるとホントたまりません!!
お次は「どんこ」というお魚。冬場になると、肝が大きくなりさらに旨みが増していきます。岩手の人達の多くが好む料理は「どんこの肝和え」、新鮮な身と肝に少量の味噌と長ネギを加えて包丁でたたきに仕上げる料理です。ごはんにももちろん美味しいのですが、日本酒にはぴったりの一品です。また、味噌や醤油での煮付けも最高です。是非、一度お試しください。